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2025/08/27
社内チャットでの英語、どうすればいい?
社内チャットで英語を使うとき、「これって失礼にならないかな?」「ちゃんとした表現を使わないといけないのでは?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。特に、メールでのやりとりに慣れていると、チャットのスピード感に戸惑う人は少なくありません。
今回は社内チャットでの英語をテーマに、気をつけたい部分や便利な表現などをご紹介します。
チャットはスピード重視
日本語、英語と共通することですがチャットとメールの大きな違いは、スピード感です。メールは「社外とのやりとり」や「記録を残す用途」が多いため、冒頭のあいさつや丁寧な言い回しが好まれます。一方、チャットは主に社内でのやりとりに使うため、冗長な表現よりも短く簡潔なやりとりが重視されます。
例えばメールなら、
Dear John,
I hope this message finds you well. Could you please confirm the schedule for tomorrow’s meeting?
といった定型文を使うことが多いですが、チャットでは単に
Hi John, can you confirm tomorrow’s meeting schedule?
と送るだけで十分です。
もちろん、相手との関係性は大切です。上司や初めて話す人にあまりにくだけた表現を使うと失礼に感じられる可能性はあります。ただ、基本的には「シンプルに」「遠慮せずに」書くことがチャットのルール。日本語で「お疲れさまです」「よろしくお願いします」と毎回書かないように、英語でも気負わず短くやりとりすることを意識してみましょう。
社内チャットでよく見る略語
英語でのチャットで「謎のアルファベットの略語」を見かけたことはありませんか?
先ほどお伝えした通り、チャットはスピードが重視されるので、文章を短くするために略語がよく使われます。全部を覚える必要はありませんが、よく出てくるものを知っておくだけで読みやすさがぐっと増しますし、自分でも気軽に使えるようになります。
ここでは代表的なものを紹介します。
1. FYI = For Your Information
「ご参考までに」「情報共有です」という意味。相手にアクションを求めないときに使います。
例文: FYI, the client changed the meeting time to 3pm.
上司・同僚どちらに対してもOK。ビジネスチャットではもっとも使いやすい略語のひとつです。
2.ASAP = As Soon As Possible
「できるだけ早く」。依頼をするときに使います。ただし、強い命令に聞こえることもあるため、相手によっては “when you have a chance” など柔らかい言い方に変えるのもおすすめ。
例文: Could you send me the report ASAP?
3.EOB / COB = End of Business / Close of Business
「終業時間までに」という意味。どちらも同じ意味です。
例文: Please submit the draft by EOB today.
上司にも同僚にも問題なく使えます。重要ワードなので覚えておきましょう。
4.BTW = By the Way
「ところで」「ちなみに」。話題を切り替えるときや補足を加えるときに便利です。
例文: BTW, did you update the project file?
カジュアルな印象が強いので親しい同僚の間柄などで使うのがおすすめです。
社内チャットの英語は、スピード感とシンプルさがポイントです。メールほどかしこまらなくて大丈夫。関係性や相手に応じてトーンを調整しつつ、短くわかりやすい表現を心がけましょう。