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“ながら勉強”は本当に効果ある?

2025/09/10

“ながら勉強”は本当に効果ある?

英語の勉強を続けたいけれど、なかなか机に向かう時間が取れない。そんなときに思いつくのが「ながら勉強」です。たとえば、通勤中に英語のポッドキャストを流したり、家事をしながら洋楽を聴いたり。これなら無理なく時間を確保できそうですよね。

でも、ここでよく出る疑問が「本当に効果あるの?」ということ。結論から言うと、「ながら勉強」は使い方次第で効果が変わります。

ながら勉強のメリット

一番大きなメリットは、忙しくても学習時間を確保できることです。まとまった時間が取れない人にとって、通勤や家事の時間を活用できるのは大きな強み。机に向かわなくても「毎日英語に触れている」という実感が得られるので、継続のハードルがぐっと下がります。

また、モチベーションが上がらないときの入口として使いやすいのも特徴です。「今日は疲れていて教材を開く気力がない…」というときでも、イヤホンで英語を流すだけなら気軽に取り入れられます。気持ちが前向きでないときでも、無理なく英語に触れ続けられるのは大きな利点です。

ながら勉強の限界

とはいえ、「ながら勉強」に頼りきりだと伸び悩むのも事実です。理由はシンプルで、集中力が分散するから。料理や運転をしながら英語を聞いても、ついただ聞き流してるだけになってしまうことが多いのが現実。

「毎日ポッドキャストを流しているのに、全然聞き取れるようにならない」という声の裏には、ながら勉強の“受け身”な姿勢があります。つまり、ただ聞いているだけでは効果は限定的。大切なのは、そこからもう一歩工夫することです。

効果を高める工夫

ながら勉強の効果を高めるために以下のような工夫がおすすめです。

1.新しく出会った単語を調べる
「この単語よく出てくるけど意味がわからないな」と思ったら、あとで必ず調べてみましょう。リスニング中に100%理解する必要はありませんが、気になった単語を一つでも確認しておくと定着につながります。

2.シャドーイングを取り入れる
聞こえてきた英文を声に出して真似する「シャドーイング」は、リスニングとスピーキングの両方に効果があります。聞こえてきた言葉をぶつぶつと口に出すだけで単純に聞き流すより圧倒的に文章が頭に入ります。外で声を出すのが難しければ、頭の中で復唱するだけでもOK。

3.聞く素材を固定する
毎回違う番組を選ぶより、同じニュースやポッドキャストを繰り返す方が効果的です。最初は聞き取れなかった部分も、何度も耳にすると「あ、また出てきた!」と気づけるようになります。慣れた素材があると、理解度が深まり学習のモチベーションも上がります。

「ながら勉強」は、忙しい人にとって時間を有効に使える便利な方法であり、モチベーションが落ちているときでも英語に触れ続けられる大きな助けになります。ただし、それだけに頼るのではなく、ちょっとした工夫を加えることで効果はぐっと高まります。
「ながら勉強」をどう組み合わせれば一番効果的か、自分に合った学習プランを作るのは意外と難しいものです。そんなときはコーチングを活用して、日常に取り入れやすい学習習慣を一緒にデザインしてみるのもおすすめです。